7年前にiOSに対して疑問に思って書いた事が、iOS 18になって漸く解決されたようだ。
さて、古いATOKを使っていると、時々入力時の反応が遅くなったり、酷い時はATOKが落ちて代わりに標準のキーボードが表示されてしまうことがあり、とても鬱陶しい。
未だにiPhone 13 Proを使っているからか?それとも、更新されなくなった古いATOKを使い続けているからか?
azooKeyのカスタムタブを弄って旧ATOKに寄せてみた。
参考:
- azooKeyで懐かしのATOKを再現してみた(iPhone用フルカスタムキーボード) | トムとロイド – Tom and roid –
- iPhone と iPad の日本語入力を ATOK から azookey へ変更した。キーボードのカスタマイズ機能が最高! - Aoki's Homepage wp
英字のテンキー入力で、未確定文字の有無によりキーボード配列が変化する部分も模倣
英字も数字もテンキー入力派なので、この部分は他の人のやり方をコピーできない。
旧ATOKのフリック英字入力の挙動は
実装方法
カスタム タブは、「あ」「A」「A裏」「1」の4つを作った。
それぞれは、
- かな入力の「あ」
- 英字入力で、未入力時や未確定文字が入力されていないとき用の「A」
- 英字入力で、未確定文字が存在するとき用の「A裏」
- 数字・記号入力用の「1 」
の4つに分かれている。
カスタム タブ「A」の文字キーの内、「a」〜「z」はアクションで
- 文字を入力
- 「A裏」タブへの移動
を実行している。
カスタム タブ「A裏」の「確定」ボタンはアクションで
- 確定
- 「A」タブへの移動
を実行している。
これによりATOKを模したazooKeyの動きは
残念なことに、BSキーで未確定文字を全て消した場合はカスタムタブ「A」に自動的に戻らない。
その場合は「確定」キーで手動で戻してやる。
その他追加した旧ATOKには無い機能
上で挙げたサイトを参考に、
- 長押しで英大文字に
- 長押しで濁点・半濁点に
- TAB文字の入力
- スペースの下フリックで「っ」入力
- カーソルキーのフリックで句読点やスペース、カンマ、ピリオド、改行に移動
- クリップボードの張り付け
- クリップボード履歴の呼び出し
- カーソルバーの表示
も追加した。
azooKeyの設定の呼び出しは、ショートカットでURLスキームを使って azooKeyアプリを起動している。(ショートカットの「アプリを開く」アクションはアプリが開いてもすぐには止まらないため、それは使わずにURLスキームで開いている)
片手入力で親指の届く範囲は限られているので、配列をエルゴノミックに変形
格子配列で無理に指を伸ばして使っていると、また腱鞘炎やバネ指になってしまう恐れがある。
人間が機械に合わすのではなく、機械が人間に合わしてくれないと。
設定
実際の表示のされ方
できれば段だけでなく行もずらしたい。上2行は右に1/2〜1/3キー分ずらしたいが、キーの形が四角限定ではそれは無理だろう。
ダウンロード
azooKeyカスタムタブファイル
https://www.icloud.com/shortcuts/e277c39910ec4ce8af56a1bce0bd5bc9
ショートカットを起動して保存先フォルダを選択すると、そのフォルダに
の4つのファイルが保存される。
azooKeyを開き、「拡張」タブ→カスタムタブの管理→読み込む(iCloudから読み込む)→保存、の順で4つとも読み込む。
キーボードからazooKeyアプリを開くの利用しているショートカット
OpenURL
https://www.icloud.com/shortcuts/93877a80928d4e2e8e982d3c48147c56
今後の改良
かな入力、英字入力、数字・記号入力の全てで、未確定文字がある場合は右矢印キーが「次候補」キーに変わる様にする。
iPhone 13 Proでも文字入力以外では困っていない。azooKeyで文字入力の問題が解消されたなら、円安で高いiPhone 16に買い替える必要は無くなる。
そうなれば買い替えは、Apple Intelligenceが日本語に対応する来年、Apple Intelligenceのためにも実装メモリーが増えると噂されているiPhone 17まで待てば良いだろう。