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めモらンだム・ヤード

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2022-04-30

iPad用のキーボードをKeychron K3に変更

iPad Proのキーボードは、最初、トラックパッドのある11インチiPad Pro(第3世代)・iPad Air(第5世代)用Magic Keyboard - 日本語 - ホワイト (以下11"iPad Pro用Magic Keyboard)を使っていたが、Equal staggeredなので左シフトキーが遠過ぎて間違えて右隣の「Z」キーを押してしまうことが頻発し使用を断念。

Normal staggeredであるMagic Keyboardの英語版にしようかと思ったが高価なので、同じくNormal staggeredでトラックパッドのあるLogicoolのCOMBO TOUCHに変えた。 これで「左シフト」キーと「Z」キーの打ち間違いが無くなった。

キーピッチも、11"iPad Pro用Magic Keyboardの約18mmに対して、こちらは約17.5mmなので、中・薬・小指をホームポジションに置いたまま数字の「6」にも比較的楽に人差し指が届く。(ちなみに自分は日本人としては指の長い部類)

しかし、高速入力時に押し間違いが多い問題は、11"iPad Pro用Magic KeyboardもCOMBO TOUCHも変わらない。

ノート PCの厚みを薄くするための妥協の産物であるフラットキーボードは嫌いだ。無駄な指の動きを減らし、誤入力も減らすシリンドリカル・ステップ・スカルプチャなキーボードを使いたい。

そこで、以前のiPadで使っていたHappy Hacking Keyboard Professional BT(日本語配列)(以下HHKB P BT J)を復活させCOMBO TOUCHの上に少し浮かせて載せて、通称「尊師スタイル」で使ってきた。
HHKB P BT JもEqual staggeredだが、シリンドリカルなキーキャップのおかげで「左シフト」キーと「Z」キーの打ち間違いは無い。

しかし、HHKB P BT Jには問題がある。

1. チルダとバッククォートが入力できない

HHKB P BT JはiPadに繋ぐと英語配列として認識されてしまう問題がある。
しかし、キートップに刻印されている文字と異なる文字が入力される問題はキーキャップを交換すればある程度どうにかなる。ワードプロセッサ的な利用のみで日本語しか入力しないのなら問題ないだろう。(←そういう人の記事を参考にして日本語配列を選んだことを後悔している。参考とする人の利用の仕方と、自分のそれの遠近によりアドバイスは薬にも毒にもなる。)

しかし、Markdownやプログラムコードを入力する場合、困ったことになる。
チルダ「~」とバッククォート「`」が入力できない。
ハードウェアは日本語配列なのに、英語配列となってしまっていることが原因だろう、それらの文字に該当するキーが存在しない。
macならKarabinerなどを使って解消できるかもしれないが(そもそもmacなら日本語キーボードとして認識されるのでそんなことをする必要もないが)、iOSやiPadOSにはKarabinerの様なツールは存在しない。OSの制限で脱獄でもしない限り無理なんだろう。 それらの文字は比較的入力する頻度が高いため、入力するたびに 「HHKB P BT Jをどかす → COMBO TOUCHのキーを押す → HHKB P BT Jを載せなおす」なんてやってられない。

2. 画面の下の方が隠れる

HHKB P BT Jは厚みがあるため、iPadの画面の下の方が隠れてしまう。
少しでも画面が隠れるのを減らすためにHHKBを手前にずらすと、今度はCOMBO TOUCHのトラックパッドが覆われて狭くなってしまう。
そこで、下に置くキーボードを11"iPad Pro用Magic Keyboardに変えてみた。COMBO TOUCH と比べて多少iPad が浮いた状態になるので画面が隠れる問題もマシになるかと思った。しかし、iPadの下の部分が手前に来るのでより多くトラックパッドが隠れてしまう。ただでさえCOMBO TOUCHと比べトラックパッドの面積が狭いのに。とても使えたものではない。

そこで

  • COMBO TOUCHのトラックパッド部を被わない奥行き
  • COMBO TOUCHから極端にはみ出さない横幅
  • 画面をあまり隠さない厚み
  • 英語配列
  • iOS対応
  • 青軸の打ち心地

のキーボードを探した。

Column staggeredな左右分離キーボードに魅かれたが、親指部分がトラックパッドに干渉しそうだし、だからって左右の間隔を空けると横幅がデカくなるし、そこまでやるならAppleのMagic Trackpadを購入して、自分の手に合わせて設計して3Dプリンタを買って…なんてことになると時間と手間と金が無限にかかりそうなので、とりあえず自作キーボードは候補から外した。

結局、諸条件を全て満たすものはKeychron K3だけだった。

たしか、Keychronは、HHKB P BT Jを買った時に最後までどちらにするのかを迷ったキーボードのはず。(購入した年からするとよく似たキーボードと勘違いしている可能性大)その時はたしか、Keychron K8(に似たキーボード?)にするか迷ったはず。
その時は、Keychronは「A」キーの左がCaps Lockキーだったので、そこがControlキーだったHHKBの方にした。現在のiPadOSではありがたいことに 設定 → キーボード → ハードウェアキーボード → 修飾キー で、Caps Lockキーが押されてもControlキーが押されたものとして動作するように設定できるので困らない。

シリンドリカルで、緩いながらステップ。キーピッチは標準の約19mmでスカルプチャでもないので「6」は押しづらいが、まあ許容範囲。それよりも、高速で入力しても誤タッチが殆ど無いのが助かる。
オプティカルスイッチのタイプしか売ってなかったが、キーストロークが約2.5mmとより浅くて良かった。(MacBook Airに繋いでいるREALFORCEに スペーサを2枚入れるほどいつの間にか浅いキーストロークに慣れてしまった身体には、HHKB P BT Jの約4mmは深すぎる)

色もグレーが基調でCOMBO TOUCHとマッチする。

新しいキーボードに手を慣らすために長々と入力したただけで、あまり意味はない。

©︎ 2022 Sorashima