2021-11-15 iPhoneやiPadでObsidianのCSSスニペットを管理するAppleショートカット

テーマを変更すればObsidianの見た目を変更できる。

しかし、テーマに変更を加えるまでもないちょっとしたスタイルの変更用に「CSSスニペット」というものがある。

拡張子が「.css」のカスケーディング・スタイル・シートのファイルを <vaultフォルダ>/.obsidian/sunippets に入れておき、Obsidianの 設定 → 外観 → CSSスニペット で入れたCSSファイルの適用をオン・オフする。

しかし、iPhoneやiPadのファイルアプリではこのフォルダにアクセスできない。vaultフォルダ内の .obsidian フォルダは隠しフォルダで、フォルダアプリでは扱えないのだ。

フォルダ ブックマークに対応したToolbox Pro for Shortcutsアプリと連携してこの問題を克服したショートカットは既に存在する。

しかし、ファイル一覧、読み込み、書き込みといった機能ごとにショートカットが分かれていて、必要のなくなったCSSファイルを削除する機能も無い。

実はiOSやiPadOSはバージョン15になってファイルを扱う機能が拡張され、Toolbox Pro for Shortcutsアプリの力を借りることなく同じことができるようになった。
そこで、スニペットフォルダのCSSファイルの、新規作成、編集(一覧表示からファイルを選ぶ)、削除の全てをできるショートカットを作ってみた。

Manage Obsidian CSS snippets 2 　https://www.icloud.com/shortcuts/30069fec2e324d5385b094b9bc384acd

初期設定

上から2番目にあるフォルダアクションで「置き換え…」をタップして、(ManageがManegeにスペルミス)

自分のvaultフォルダを指定しておく。

使用してみる

ショートカットを起動するとこのメニューが表示される。
スニペットの新規作成を選ぶ。

CSSを書き込み「完了」。

拡張子を除いたスニペットのファイル名を入れ「完了」。

既存のスニペットを編集を選ぶ。

スニペット「test」が追加された。

それを編集してみる。

「1」を「2」に書き換え、

スニペット名の末尾に「2」を追加。

スニペット「test2」が追加された。

スニペットの名前を何も入れないと、

名前が現在の日時になる。

「.」で始まる名前だと隠しファイルになってこのショートカットでは扱えなくなるので、

先頭の「.」が削除されて保存される。

既存のスニペットを削除を選ぶ。

削除したいスニペットを選択して「完了」

選択したスニペットが削除される。

その他の方法

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を使えばもっと楽に同じことができる。

フォルダタブのAdded Locations と書かれたものが、WWDC19でiOS/iPadOSに追加された、サンドボックスの壁を越えてあらかじめ指定しておいたファイルやフォルダにアクセスできる機能「ファイル/フォルダ ブックマーク」。

ここで「Add Folder」でObsidianのボールトフォルダを指定すればその中の .obsidian フォルダもアクセスできる様になる。

この仕組みにいつまで経っても対応しないDropbox、Google Drive、One Drive等の中のボールトフォルダは当然指定できない。