もともと、このメソッドはドイツの社会学者ニクラス・ルーマン(Niklas Luhmann)によって生み出されました。彼は、自分が読んだり考えたことをすべて思い出せるように、情報と番号を書いたカードを使った(当時はアナログでした)Zettelkastenをデザインしました。番号は、カードの情報に関連した情報が書かれた他のカードを探すために使えました。ルーマンはこの方法でカード間の参照を行き来しました。そして、箱がカードでいっぱいになってくると、これが何らかの形で活きて、自分で考えもしなかったような思考のつながりが見えてきました。
つまり、小さなメモどうしに(または長いファイルでも構いませんが)関連付けを行うことで、ファイル間を行ったり来たりするだけでなく、ファイル間に浮かび上がる関連性を明らかにするというのが、基本的なアイデアです。
- Zettelkästen
- (独) ノートボックス
「ルーマンのカードボックス」と呼ばれているもの。
発音はネットを検索すると「ツェッテルカステン 」とよく書かれている。
ドイツの「Hamburg」を米語読み→日本語で「ハンバーグ」と発音するようなもので、そういうものなのだろう。
一方、Google翻訳の発音は、発音記号のとおりに必死に聞き取ろうとしてもせいぜい「つぇちぅきーすつん」としか私の耳には聞こえてこない。
関連
- List of Subs Related to Zettelkasten : Zettelkasten
- Zettelkastenに関係するサブReddit一覧。
- 効率的なノートを作成できるドイツの社会学者が生み出した方法「Zettelkasten」とは? - GIGAZINE
- Zettelkastenを紹介する日本語記事。
- Zettelkasten — How One German Scholar Was So Freakishly Productive
- (訳)Zettelkasten — 1人のドイツ人学者がいかに奇妙に生産的であったか ―ルーマンは、ツェッテルカステンのノート取り方法を使用して、70冊を超える本と400冊を超える学術論文を執筆しました―
上のGigazineの記事でも紹介されていたZettelkastenの詳しい説明記事。
ノロノロと読んでいたら、読み終える前に上のGigazineの日本語記事が登場した。
今は「本は好きに読ませろ」な気分期なので読んでいて辛い。
- (訳)Zettelkasten — 1人のドイツ人学者がいかに奇妙に生産的であったか ―ルーマンは、ツェッテルカステンのノート取り方法を使用して、70冊を超える本と400冊を超える学術論文を執筆しました―